Photo by Jin Takuma

私が参加する「宇崎竜童 & RU Connection with 井上尭之」の
5枚目のアルバムはテネシー州ナッシュビルで、'98年の年明け早々の
1月10日から22日まで行われました。この短い期間で総ての作業を終えるという
驚異的な録音でした。ふつうはせいぜいリズムトラックをとれるぐらいの時間です。
静かな住宅街の中にある「リフレクションズ・スタジオ」は居心地良く
エンジニアーのRonny Light , ミックスダウンのGene Eikelburger の素晴らしいサポートで、
最高の仕上がりとなりました。アナログ24チャンネルのマルチレコーダーに、
ニーブの32チャンネルのコンソール、モニターシステムは2系統のみ、と機材的には
かなり厳しいものがありましたが、そこは音楽の本場、音がまるで違います。
マスタリングも最新テクノロジーのHDCD を使ったのでとても暖かい音に仕上がりました。
アルバムタイトルは「 SAY NO 」東芝EMI から4月16日発売になりました。是非聞いて下さい。！

Ronny とはすっかり仲良くなって、Half Moon の「月のしずく」をプレゼントしたら
たいそう気に入って、是非一緒にアルバムを作りたいと言ってくれました。

リフレクションズ・スタジオ正面。	NEVEのコンソール 中央にはPower Book 。	スタジオに到着早々の宇崎さん。 ちょっと時差ボケ気味。
早速ギターのサウンドチエック 尭之さん。	サウンドチエック中のミキサーのロニー	買ったばかりの帽子がお気に入りの私。

ナッシュビルはとても気持ちのいい町です。ダウンタウンは古さと新しさが入り交じり
町のいたる所でライブが楽しめます。カントリーにロック、ジャズ、ディスコでは
カントリーのラップも聴けます。郊外に足を延ばせば、美しい牧場や、とてつもない豪邸街が
広大な大地に広がります。米国の良さが凝縮されている気がしました。
全米の音楽の75%がここで作られるのですから、まさにミュージックシティーです
何と言ってもカントリーミュージック、すごく心地良く、すっかりはまってしまいました。

ダウンタウンの高層ビル街	一番はやっているストリート。 Hard Rock Cafeや Planet Hollywoodもあります。	リフレクションズスタジオは こんな素敵な環境の中にありました。
Manuel はウエスタンウェアーの 最高級テイラーです。 ジャケットが40万円...。	地元でバットマンタワーと呼ばれる Bell 電話会社のビル	Jhon Heartfford のライブ。 ブルーグラスの神髄です。