Pilgrimage to Egypt | Photo by Jin Takuma |
LUXOR
かつてはテーベと呼ばれ、歴代のファラオの息づかいが聞こえてくる古都ルクソール。 カイロの南617kmのナイル川沿いにあり、エジプトにある遺跡のほとんどがここにあるそうです。 遠くに見える王家の谷、ナイルの恵みをいっぱいに受けた畑。 何処からでも見える背の高いナツメヤシ。 のどかな田園風景はなぜか懐かしさを感じます。 1999年7月7日、ナイル川の中洲で世界の平和を願って行われた祈りの時「星の慶び 七夕の祈り」。 王家の谷から吹いてくる心地良い風と、何世紀も変わらないナイルのゆったりとした時間。 時空を越えた祈りは、21世紀に向けての新たなスタートです。
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カルナック神殿
2000年もの間作り続けられてきたカルナック神殿。 歴代のファラオ達が権力の強化と国家の隆盛を祈念して献納しました。 何と言ってもそのスケールの大きさに圧倒されます。 参道に並ぶ40体のスフィンクス、天空に向けてそびえ立つオベリスク。 正面入口にあったオベリスクの1本は現在パリのコンコルド広場にあります。 12本の高さ23mの柱を中心に計134本の柱が並ぶ大列柱室は圧巻。 パピルスの花をイメージした柱上部のデザインはすごく美しいフォルムです。 パピルスが開いたのと閉じたのと2種類あります。 あちこちにラムセス2世のカルトゥーシュやヒエログリフが刻まれ、 鮮やかな当時の彩色が残っているのは驚きです。 |
ハトシェプスト女王葬祭殿
2年前のあの惨劇、どんなに怖く、恐ろしかったことでしょう。 新婚旅行の幸福を奪われ、深い悲しみが残りました。 今何事もなかったかのように、再び多くの観光客が訪れています。 亡くなった方々のご冥福を祈り、黙祷をさせていただきました。 |
古代エジプト史上珍しい女性ファラオの ハトシェプスト女王がトトメス1世と 自分のために建てた葬祭殿。 この断崖の向こうに王家の谷があります。 女王がファラオになるために |
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