HONDA LIFE 　STEP VAN

我が家の楽しいセカンド・カーは昭和49年製（1974年・最終型）のホンダ・ライフ・ステップバン

横倒しになりやすいという弱点があり、わずか2年の短命だったが、そのデザインは今でも十分通用します。

今はミニバンブーム、排気量660ccの軽自動車でもターボが付いてすごい性能となっていますが、

ステップバンは360cc、30PS/2.9kgmと、何とも頼りのないスペック。片瀬山の坂はトップでは上れず、

途中で3速、更に2速に落として頑張って上らないと、止まってしまいそうです。

今でもツインキャブエンジンはうなりを上げ、軽快に走りますが、さすがに東京まで行く勇気はありません。

もっぱら湘南の裏道シリーズが活躍の場！買い物や、海に遊びに行くのにぴったりなんです。

それにナンバープレートは小さくて白い湘南ナンバー。黄色く大きな軽のナンバーよりバランスが良いんですね！

私が免許を取る時、仮免での走行中教官に「ステップバンが欲しいんです」と言ったら,

「360ccで、走らないからやめた方が良い！」と言われてしまいました。

でも友人が持っていたので譲ってもらいたかったのですが、友人のY.S さんとの争奪戦に敗れ、

数年してその2代目オーナーから譲っていただきました。

初代オーナーはカメラマンのM.Iさん。彼がほとんど手を入れています。

ツインキャブのホンダZのエンジンに積み替え、リクライニングシートに変え、

モモのステアリング、コズミックのホイール、ファイアーストーンの165/10Rのタイヤでドレスアップ。

但しこのタイヤ、大幅にフェンダーからはみ出し、すぐに白バイに捕まってしまうので、少し細いのに変えました。

ブレーキはドラムブレーキですが、シューと言う感じでよく効くんですね！

お気に入りはダッシュボードのテーブルと、運転席右側にある鉛筆立付き小物入れ。便利ですよ！

後ろの席を倒すと、結構広いフラットな空間になります。もちろんシャギーのカーペットが敷いてあります。

この車のオリジナルマニュアルはなかなか渋いですよ！絶対レアーなはずです。

25年を経ていまだに快調なステップバン。かわいそうなことに潮風で痛みが激しく、あちこちからサビがでています。

いつまでも楽しくつきあえるこんな良い車を作ってくれたホンダの皆さん、有り難う！

以前は良く海岸線を走っていたステップバン、最近は湘南でもほとんど見なくなってしまいました。

ちなみに生産台数は19012台。当時37.6万円だったそうです。一時プレミアが付いてすごい値段になっていました。

あちこち錆が出ていますが、 リアゲートは特にひどい！ 雨が降ると雨漏りも...！。	モモのステアリング。 ダッシュボードがテーブルになってます。 これ、すごく便利なんですよ！	オリジナルマニュアル 時代を感じさせますよね！
エアコンなんてありません。 可愛い扇風機が暑い時は唯一のお友達。 結構効果あります。ヒーターはばっちり！	コズミックのホイールに 145/R10のタイヤ ちょっとはみ出してます。	リクライニングになるんです！ ただ足元が狭いので 意外と窮屈です。
	エンジンはツインキャブ！ がんがん飛ばせますよ！ 制限速度以内でですが....！ ルーフキャリアーは以前乗っていた ボルボの純正が付いてます。 でもウインドの板乗せると、ほとんどはみ出して、違反になりそう！

　　　　　★ホンダ・ライフ・ステップバン 　 生産時期 ：1972.09 〜1974 車輌形式：LIFE STEP VAN 全長×全幅×全高 (mm) 2995×1295×1620
ホイールベース：2080 mm トレッド前／後：1130／1110 mm 車輌重量： 605 kg 　☆エンジン 型式 ：ＥＡ型 形式 ：水冷直列２気筒ＯＨＣ
ボア×ストローク：Φ67.0 ×50.6 mm 総排気量 (cc) ：356 燃料供給 ：キャブレター 圧縮比 ：8.8 ： 1.0 最大出力 ：30 PS / 8000 r.p.m.
最大トルク：2.9 kg-m / 6000 r.p.m. 　☆トランスミッション 形式 ：４段Ｍ／Ｔ
変速比：１速 4.700：２速 2.846 ：３速 1.833 ：４速 1.272 最終減速比： 5.923　　 ☆ステアリング 形式 ：ラック・アンド・ピニオン
☆サスペンション 　フロント： マクファーソン・ストラット リア ： リーフリジッド　　☆ブレーキ 　フロント：ドラム リア：ドラム