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 震災から5年。今年の神戸は雨でした。
    私達が参加した伊丹市の昆陽池公園の第5回「阪神淡路大震災犠牲者追悼のつどい」。
    雨の中大勢の方がいらっしゃって、一晩中ロウソクを灯し続けました。
    雨に濡れたロウソクはすぐに消えてしまいます。でも、何度も何度も着け直すとやがてロウが芯に回り、
    灯が消えなくなります。幸い今年は風が無く、一度灯が着くと消えることなく綺麗に灯っていました。
    かなり雨が降っていたのですが、寒さも去年ほどではなく、雨に煙ってすごく幻想的でした。
    それに、会場中に敷き詰めたビニールシートに出来た水たまりにロウソクの明かりが写
    り、本当に綺麗でした。
    今年の「追悼のつどい」は、しっとりと静かな中に皆様の思いが届けられたような気がしました。
    演奏できるように機材を持っていったのですが、雨の為足場が悪く、 
    また会場の皆様も静かにお祈りしているようなので今回は見合わせました。
    昨年お届けした桜の苗木も立派に育って、会場のすぐ横の遊歩道沿いに9本が植えられ、
    植樹の記念碑も出来ていました。 
  
 17日朝5時46分。主催者のユー・アイ・アソシエーションの赤松弘揮さんの合図で黙祷。
    その後一路メリケンパークへ向かいました。こちらではがんばろう神戸の主催で灯籠流しが行われました。
    三宮の東遊園地に出来た「慰霊と復興のモニュメント」と「希望の灯り(あかり)」。
    こちらの火を灯籠に移し、歩いて15分ほどのメリケンパークから海に流します。
    崩れた波止場を残したモニュメント前で、演奏しました。
    「友達」「白い花 赤い花」そして「世界中の子供達」。
    灯籠を流して戻ってきた方が一緒に歌って下さいました。
    夜中降り続いた雨も上がり、朝日がまぶしく輝きます。
    そして後ろのホテルオークラには皇太子殿下がお泊まりになっていました。
    なんとも素晴らしい場所で演奏させていただきました。
    演奏後、がんばろう神戸で活動されていて、今回私達を紹介下さった俳優の堀内正美さんが
    東遊園地の震災モニュメントと希望の灯りを案内して下さいました。 
  
 15日はカトリック鷹取教会の信者さんでボランティアリーダーをしていた和田耕一さんのお宅に、
    16日は西宮の昨年もお世話になった大親友の増田"まっすん"俊郎さん宅に泊めていただき、語り明かしました。
    17日にはまたまた大親友の桑名晴子ちゃんと一緒に西宮の穴場を周り、おいしい湧き水をもらってきました。
    今年はまっすんと、晴子ちゃんと一緒にライブをしようと盛り上がっています。
    それから和田さんは楽しいコンサートを企画すると張り切ってます。 
  
2泊3日の短い滞在でしたが、涙と感動、充実の神戸となりました。
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| 足形にロウソクを並べました。 希望に向かって前進するという 思いを込めた足形です。  | 
      山の頂点には太いロウソク。 ここが希望を意味した山です。 この大きなロウソクから火をもらい ロウソクに点火しました。  | 
      雨で芯が濡れているので なかなか点火しません。 気持を込めて一本一本!。 火をつけているのは啓子です。  | 
    
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