与論銀座通りにある民謡酒場かりゆし。かりゆしバンドのリーダー田畑哲彦さんがバンドの仲間と昨年開店し、5月1日で1周年を迎えました。


「かりゆし」の語源は「軽石」。
水に沈まないので航海に出る船に向けて安全を祈り「かりゆし」と声をかけたそうです。
縁起のいい事、幸福をもたらすといった意味合いで使われています。
沖縄では「最高の物」「究極の物」という違った意味になります。

かりゆしバンドは奄美や沖縄の島歌をバンドサウンドで聞かせてくれます。
もちろん与論民謡と共に、ソングライター、田畑哲彦さん(てっちゃん)の作る楽しい歌がお奨めです。
おまけに「オブラディ・オブラダ」なんかも島歌にしてしまうのです。
これがいいんだなぁ!!頭ノリの「オブラディ・オブラダ」笑えますよ!

毎晩8時半から演奏が始まり、11時半まで大盛り上がりとなります。
子供やおじいちゃん、おばあちゃんと家族連れでやって来て、カチャーシーで踊りまくります。
芸達者な島の人、皆さんそれぞれ芸があり、それがいいタイミングで飛び出します。
このお店にいればすぐにみんなと友達になれる、そんな楽しい「かりゆし」です。

ボーカルのみやこちゃんの声は、何とも言えない艶があり、しっとりと心に滲みてきます。
てっちゃんの三線は絶品。たまにしかやらないけど、三線だけで歌う与論民謡、良いですよ!
謎の変なおじさんたち。みんな小道具を用意して密かに出番を待っています。右のめがねの変なおじさんは「ハイサイおじさん」が始まると登場します。 実は町議の福地議員、通称げんごろうさんです。
恥ずかしがらずに踊りまくった方が楽しいよ!
座っていても引っ張り出されてしまいますから...。
「とうとぅがなし」をかりゆしバンドのみんなと歌いました。三線と指笛ですごいノリ。おまけにみんな歌がうまい!定番ソングになってしまいました。
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5月4日、銀座通りフェスティバルが盛大に開催されました。
道路を歩行者天国にして、屋台が並び、道の真ん中にステージを作りかりゆしバンドが演奏。
私たちもゲストで出演しました。子供達が一緒になって「ヨロンのかたち」や「あったらいいなぁ」を
歌ってくれ、まだまだ愛されているんだなぁと実感。うれしかった!!

 
ステージは何と床屋さんの前。大胆ですね!エイサーも飛び出し大盛り上がり。
銀座通りにこんなに人が出たのは何十年振りかなぁと、皆さん大感激。
夜な夜なお酒を飲みながら企画を考えていた実行委員の皆様、良かったね!
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与論は音楽好きの島です。若い高校生のバンドも結構あって、バンドクリニックをやろうという事になりました。
青年団のバンドが中心になって高校生たちを集め、私たちが講師です。
最初は緊張していた皆さんですが、演奏を繰り返すうちにだんだん調子が出てきて
すごく良い演奏でした。その場でCD-RでCDをライブ録音。
質問コーナーではチョッパーベースの弾き方が分からないと言うので、ベースを借りてデモ演奏!
高校の先生もいらっしゃっていて、子供達があんなに長い間静かに聞いていたのでびっくりしたと
おっしゃっていました。みんな素直でいい子でしたよ!
なんといっても彼らの曲が良かったなぁ!オリジナルですが、胸にじーんと来る物がありました。

 
フレットレスしか持っていってなかったので、急遽フレット付きのベースを借りての演奏となりました。
クリニックに参加したみんなで記念撮影!
みんな楽しそうでした。

Moon  
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